アトリエハコブログ

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東久留米の住宅−布石

 




具体的な締め切りは無し・・・ただ、絶対に納得できるモノを作りたい!








確固たる信念を持つお施主さまと出会ってから、足掛け4年。

コツコツと色々な案を検討し、
今思い返してみると大いに迷走した感もアリ(笑)ですが、
ようやくコレと思える案に。。。








東京近郊の戸建住宅地。
都心よりは若干余裕のある敷地条件のなか、「平面構成」にこだわった案。


最小単位としての各部屋や、池・畑などの庭が、
それぞれ敷地の中のどの位置、どういった位置関係であれば
自然?使える?気持ちよい?楽しい?面白い?

優先すべき部屋・庭・形・規則などを決めずに、言うなれば『蟻の視点』での試行錯誤。
その都度の配置検討から得られる「感じ」に従うスタディ。。。








検討段階のモヤモヤからすると、意外にシンプルな完成案。

幸い、お施主さまにも気に入って頂き、
いよいよ最大の関門、見積もりです。









住宅 ・ 東久留米 | text by ナナシマ
東久留米の住宅−家らしさ






独立して、戸建住宅を設計するようになってから、
少なからずこだわってきたことがあります。

それは、「我が家と一目でわかるカタチ」。

決して奇抜で目を惹くということではなく
すっきりと「まとまり」のようなものが表現されていて
何かしら昔ながらの「家」のイメージが連想されそうなカタチ。



思い通りに行っているかどうかはさておき、
これまでは、敷地の条件に従ってボリュームを作ろうとした結果現れる勾配屋根を
ひとまとまりの大屋根や家型にまとめるケースが多く、
つまり、屋根のデザインによって、
それぞれの状況に応じた「カタチ」を実現しようとしてきました。

特に木造住宅の場合は(少し話はそれますが)、
柱・梁といった軸組みを組み立てていく施工風景との連続性という意味でも、
「家」らしいカタチは望ましいと感じていました。











さて、今回は全6戸の分譲地の奥、突き当たりの旗竿敷地。
宅地はアプローチ道路から2M以上レベルが高く、周囲も宅地に囲まれている為、
設計する建物はその一部がちらっと見えるだけ。

建物のボリューム検討をしてみても、
斜線制限をなぞるような勾配屋根を用いずとも納まりそうだし、
軒高制限を考慮するとむしろ陸屋根の方が部屋の天井高さも確保しやすそう。

もはや勾配屋根に合理性もなく、
上記の「カタチ」の議論もあまり意味がないということ。
(・・・というか、そのような状況になって改めて、
これまでの自分たちの思考の傾向を意識したということなのですが)









さて、それでは、カタチによるのではない「家らしさ」のようなもの、
何かしら「家」のイメージにつながるような、
生活者の記憶や想像力を喚起するデザインはあるのだろうか・・・

なかなか難しい宿題です。







住宅 ・ 東久留米 | text by ナナシマ
東久留米の住宅−鋭意設計中!

 

こちらのお施主さんと知り合ったのは丁度2年前・・・


蕎麦屋さんを身体一つで切り盛りされている30代のご主人。

それまでご家族でお住まいだった住宅を取り壊して、
学生やフレッシュマンなどの若い世代が楽しく住めるようなアパートを建てたい・・・
というのが最初のお話でした。






近隣地域の家賃相場や借主のターゲットのイメージを踏まえ、
メゾネット住戸が4戸集合したアパート案をご提案・・・


・プライベートの庭に面して友達なんかも呼べる高天井の1階LDKスペース
・居心地の良いこもり感を意識した2階のベッドスペース
・ロフト状に2階上部に持ち上げられた明るいサニタリー・バススペース
・これらを垂直に結ぶコンクリートのらせん階段


実は各住戸の面積は約25屬靴ないのですが、
これら魅力的なスペースが重層した空間のイメージや、
螺旋階段の円弧がそのまま接線方向に引き伸ばされたような形状の戸境壁により
空間が上下・左右・内外に滑らかに繋がっていくイメージや、
空間を縦横無尽に使い倒すようなイメージなど、
この案をいたく気に入って頂きました。



その後、確認申請を提出する直前まで作業を進めたのですが、
不動産市況の強烈な冷え込みにより、
丁度1年前、残念ながらこのプロジェクトは中止に・・・





そして現在、当初ご主人としては「少し先の夢」と考えていたマイホームを設計中・・・




アパートの時とは全く異なるアイデア・空間にチャレンジしています!!!








住宅 ・ 東久留米 | text by ナナシマ
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